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ハロウィン由来(akiyama) 2008.10.26 Sunday 23:48

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ハロウィンとは、万聖節(11月1日)の前夜祭にあたる行事のことです。

もともとは2000年以上昔のケルト人の宗教的行事が、キリスト教に取り入れられたようです。


「万聖節」は、日本ではお盆のようなものをイメージしてもらえば大丈夫だと思います。

過去に亡くなった人が、この日には蘇ると考えられています。


万聖節=“All Saints' Day(Hallowmas)”のイヴの日なので・・

“All Hallow Eve”から“Halloween”になったとも言われています。


ハロウィンと聞いて真っ先に思い出すであろう仮装は、
家のまわりを徘徊する悪霊たちが、その姿を見て驚いて逃げて
いくようにするためだったとか。。。


この世に戻ってくる魂は悪い霊だと思われていたからです。

この悪い霊たちは生きている人にいたずらをしたり、
悪運をもたらしたりすると考えられていました。


古代ケルト民族の宗教ドゥルイド教の儀式に、
現代のハロウィンに通じる儀式がありました。


日照時間が短くなるこの時期は、暗闇の勢力が増し、
死者の霊があの世からやってくると信じられていました。


その霊を静めるために人々は供物を差し出し、
差し出さなかった家には悪いことが起こりました。


また、やってくる死者を遠ざけるために、子供達に変装させて歩かせました。

仮装した子供達が近所の人を脅かせお菓子をもらうようになったのは、
これが由来のようです。


だから、子供達の掛け声は「Trick or treat!」、

「何かくれないと(お菓子をくれなきゃ)いたずらするぞ!」なのです。

言われた方は“Happy Halloween!”と答えてお菓子をあげて下さい!



hallown01.jpg

<ハロウィーンのカボチャのお化けの由来>

ジャック・オー・ランタンのお話を知っていますか?

なぜハロウィーンにカボチャのお化けをシンボルとしているのか
物語式にお話ししましょう。



ヨーロッパにアイルランドという小さな島国があります。

その昔その国にジャックという名前の男がいました。

ジャックはお酒が好きでいつも飲んだくれていました。

そしてジャックはケチで乱暴者で人をだましてばかりいました。

あるハロウィーンの夜のことでした。

ジャックはいつものように酒場で飲んで酔っ払っていると、
地獄からやってきた悪魔に出会いました。

ハロウィーンの夜はこの世とあの世の境がなくなり、
その時だけ時間がとまってしまいます。

この時を狙って多くのお化けたちが人間に取り付こうとやってくるのです。

悪魔は「お前の魂をとってやる。」と言ってジャックの魂をいただこうとしました。

ジャックは魂をとられたくありません。

ジャックは悪魔にこういいました。

「わかった。わしの魂をあげよう。でもその前に酒を一杯ご馳走してくれ。」

一杯くらいいいかと悪魔は思って、その一杯のお酒を買うお金に変身しました。

すると、ジャックはお金に変身した悪魔をすばやく自分の財布の中に入れました。

悪魔は財布から出たいのですが、ジャックが財布の口を固く閉じていて出られません。

「出せ!出してくれ!」と悪魔は言いました。

ジャックは「出して欲しければ取引をしよう。」と言いました。

「何でも聞くから出してくれ!」

ジャックは悪魔にこれから10年間はジャックから魂をとらないと約束させて、
悪魔を財布から出してあげました。

そして10年の月日が経ちました。

ジャックがハロウィーンの夜に道を歩いていると、またあの悪魔と出会いました。

「へっへっへ・・・今度こそお前の魂をもらうぞ。」悪魔はジャックに言いました。

ジャックは今度も魂をとられたくありません。

ジャックは悪魔にこう言いました。

「わかった。わしの魂をあげよう。でもその前にあの木になっているリンゴを一つとってくれないか?」

悪魔はリンゴくらいとってやってもいいかと思って木に登りました。

すると、ジャックはすばやく木の幹に十字架を刻みました。

悪魔は十字架が怖くて下に降りることができません。

「降ろしてくれ!頼むから降ろしてくれ。」

ジャックは「降ろして欲しければ取引をしよう。」と言いました。

ジャックは悪魔に自分の魂を絶対にとらないことを約束させて
悪魔を木から降ろしてあげました。

何年か経ち、ジャックは年をとって死んでしまいました。

天国に行こうとしたジャックは生きている時にケチで乱暴者だった
ために天国には行けませんでした。

仕方なく地獄の門をたたいたジャックはそこに立っているあの悪魔と出会いました。

「地獄へ入れてくれ。」とジャックが頼むと、悪魔は
「お前の魂はとれない。だって、約束したからな。」と言って
地獄へ入れてくれません。

ジャックは困り果てました。「だったらどこへ行けばいいんだ?」と
ジャックが悪魔に尋ねると悪魔は「元いた所へ戻るんだ。」と言いました。

ジャックは来た道をトボトボと戻りはじめました。

その道はとても暗く、風がひどく吹いていました。

真っ暗では道がわかりません。

ジャックは悪魔に頼みました。

「わしに明かりをくれ。暗くて道がよく見えないから。」

悪魔は地獄で燃えている火の塊を一つジャックにあげました。

ジャックはその火の塊をカブの中に入れてちょうちんを作りました。

そしてそのちょうちんを持ってこの世とあの世をさまようようになりました。

これが行く当てもないジャックの旅の始まりでした。

いつしか、ジャックの持つちょうちんが死んだ人々の魂のシンボルとなりました。

このお話がアメリカに伝わるとカブがカボチャになりました。

アメリカではカブにあまり親しみがなく、カボチャがたくさん採れたので
カボチャでちょうちんを作るのが一般的になっていったようです。



ハロウィーンのお祭りをただ子供の仮装やお菓子配りだけでなく、
ハロウィーンという文化、背景、意味などを伝えていきたいものですね。

より深い国際理解が子供たちに生まれることを期待したいです。



 
 
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