酸化・紫外線と皮膚老化

2008.11.11 Tuesday 23:54
アレーズエスパス


皮脂量は季節により変化がありますが、25歳を過ぎると分泌量が減ってきます。

また、紫外線等による脂質の酸化により生じる物質で、脂質のサビとも言われる
過酸化脂質が成人したあと増えていく傾向がわかります。

この過酸化脂質は毒性の高い酸化物であり、酸化障害により周囲の組織を傷つけ、
炎症を起こし、アレルギーの原因にもなります。


健康な肌には、このような過酸化物を分解する酵素やビタミンE・Cがあり、
その毒性を消去しているのですが、年齢とともに肌の細胞の力が衰え、
さらにドライスキンにより酵素が働き難くなること、無理な日焼けや喫煙、
ストレスにより、肌内のビタミン量が低下することなど、さまざまな環境
要因が重なり、肌の過酸化脂質量が加齢とともに増加することになります。

これによって、さらに肌がダメージを受けやすくなることから、
これも因果の輪を形作っています。

image[image10331.jpg]

皮膚とくに顔面に現れる老化現象は、多少の差はあれ日光とくに紫外線の
影響が大きいのですが、紫外線が起こす変化を光老化と言います。

この紫外線の中でUVAは深いしわの原因にはならず、
たるみの原因になると言われています。

UVAは波長が長く、35〜50%が表皮を通過し、真皮まで到達する紫外線で、
皮膚が黒ずんで、ソバカスやシミを増やします。


また、いろいろな物質に化学反応を起こして、刺激物質やアレルギー物質をつくります。

UVAは皮膚の奥のほうまで入り込んでいきますので、肌の弾力性を保つ働きを
している弾力線維に紫外線があたると、この線維が少しずつ壊され、変性してしまいます。


その結果、肌の弾力性がなくなり、シワ、たるみができるのです。

一方、表皮内でほとんど散乱・吸収される紫外線UVBは皮膚が
赤くなる日焼け(炎症)を起こします。

深いしわの発生はUVBによると言われています。

これはUVBによる炎症、すなわち炎症細胞とそれらが産生する種々の
因子が真皮組織を破壊します。

また、紫外線によって弾力線維変性が起こます。


その後、ドライスキンによる肌にはりのない状態、たるんでしわのある

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