若者の暗号「ちょっとね」
2009.06.26 Friday 23:35
アレーズエスパス
彼が勤めている会社のそばに、最近とてもきれいな居酒屋ができた。
その居酒屋にはA君たちも飲みにいくけれど、銀行や大きな会社の若い社員さんたちも
やってくる。 若い世代ですから、気軽に声をかけ合います。
男の子が女の子に声をかけ、「きみの電話番号を教えてヨ」ということになるのですが、
ウマが合うと、女の子も電話番号を教える。
聞いたあと何をするかは想像に難しくないわけで、ねらいはひとつでしょうが、
それはしばらく置いておきましょう。
そうして親しくなっていきますと、女性の側からも男性の側に、どこに勤めているのか、
会社はどこか、と質問するんだそうです。
さて、そのときに聞かれた男の方はどういう態度をとるか。 これがA君の発表の要点でした。
こんな時、一部上場の大企業に勤めている新入社員はどうするか?
「どこに勤めているんですか」と聞かれるや、おもむろに名刺を取り出すんです。
もらったばっかりのピッカピッカの名刺です。 そしてそれを、あたりかまわず
やたら配って歩くのです。 もちろん女の子たちにも配る。
「ここに勤めているから、たまに電話してよ。会社に電話していいから。どうせ僕はヒマだから。
今度は二人で飲みに行こうね」 なんて言って名刺を渡すわけです。
ところが、A君のような中小企業に勤めている連中には、こんなときに何と答えるのでしょうか?
女の子が「どちらにお勤めですか?」と聞きます。 すると中小企業の社員さんは、
照れくさそうに頭に手をやって答えます。 「ちょっとね・・・。」
この「ちょっとね」というのは、実はある暗号なのです。若者どうしの会話では、
「これ以上聞いてくれるな」という意味なんだそうです。
だから、逆に女の子としては、相手が頭に手をやって、「ちょっとね」と言ったら、
(これは ”ふれてはいけない話題 ”にふれてしまったんだ。ごめんなさいね)と、
心の中で納得して、話題を変えるわけです。
少々くらい話ですが、A君の話にはまだ先があるのです。
続く。。。
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